佐倉爆心追う、の気ままな気持ち

変える力と変わる力

他人を変えることは、非常に困難な事である。
人間にはそれぞれに生まれ持った性格と、それまでの人生において経験した経験値による個性があり、これは千差万別である。そして、この自分の個性に対しする考え方も、他動的に変化する事は殆ど無いと言って過言ではない。
これは、自分の育った環境を考えてみても判る。子供の頃に、親から「勉強しなさい」と言われて、『よし、勉強するぞ!』という気持ちになった人がいるだろうか?先生から「もっと成績を上げなさい」と言われて『成績を上げる努力』をした人がいるだろうか?おそらく皆無であるはずだ。誰しも、その時の上辺だけは従ったフリをしても、心から動いていない。なので、時間が経つとまた同じ事を言われる。
でも、人は自分の心からそれを欲した時、自分を変えようとする。思春期に入り好きな人が出来ると、これまで生活習慣がボロボロで、歯も磨かなかった人が、急に歯を磨く習慣が出来たり、伸ばし放題だった髪の毛を手入れしたりるするのは、その一例である。

人間は人間であるが故に、プライドや自己顕示欲といった『自分が自分である』事を守ろうとする動きをする。これは、自己を崩壊させない為に必要な行為であり、ここが弱くなってしまうと心の病(鬱病など)に犯されてしまう。自分の心は自分のモノであり、他人が土足で踏み込んでよい場所ではない。それを、他人が半ば強制的に踏み込んで、土足で蹂躙されてしまったら、自分はそこに居なくなってしまう。
子供であれば、親からの「勉強しなさい!」、「○○ちゃんに負けるな!」といった抑圧がそれに当たるし、学生であれば、親や先生からの「もっとレベルの高い学校を目指せ!」、「もっと成績を上げろ!」といった抑圧がそれに当たるし、社会人になっても「もっと売上を上げろ!」、「もっと経費を下げろ!」、「もっと部下を育てろ!」といった抑圧といった感じになる。

近年増えつづけている心の病は、こういった事が原因である事が多いように思う。家庭、学校、職場、地域社会など、原因は様々でしょうが、その根本にある共通の原因は、他人の力で強制的に変えようとする力が、長期的にかかってしまう事ではないでしょうか?長期的な抑圧により、『自分が自分である』事を守れなくなってしまった事により、自分がそこに居られなくなってしまい、発病してしまう。よく、カウンセリングでは患者の言葉を聞く事と、患者を肯定してあげる事が大切と言われるが、それはその人が本来持っている『自分が自分である』部分を取り戻させる為のリハビリだと思う。

いろいろ挙げた抑圧は、誰でも受けるものと言えばそれまでだが、そこで重要になるのは、こう言った抑圧を正当な行為である事を、他人が認識できるかという事である。人は自らが必要と認めた場合には、自分でも驚くくらいの柔軟性を発揮し、自分を変化させる力を持っている。どんなに抑圧されようとも、自分の中で必要と認めて自分を変化させられる限り、自分を変化させる事が可能なのである。
大きな声でガミガミと小言の様に言われたら、表面上は怖くて従ったフリをしているが、心まで従う事はしない。そこに心と行動の不一致が生じ、ある人は無気力になり、ある人はストレスが溜まって病気になる。
しっかりとした事前説明の後、相手の『なぜ』『どうして』という疑問がクリアになり、相手が納得をしたならば、その人は100%以上の結果を出すだろう。
つまり、他人を変えたいと欲するなら、まずは自分が変わり、相手の立場にたった話し方で、相手の気持ちを汲んであげる事が非常に大事なのである。
上に立つ人間は、常に相手の立場になって考え、その上で納得できない事は、ビジョンそのものに矛盾があり、破綻している事を自分自身が理解しなくてはならない。
[PR]
by naka50ne | 2006-08-20 11:51 | ビジネス

自分で思った事を、自分の言葉で綴っていきたいと思います
by naka50ne
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新のトラックバック

群馬温泉@旅の楽しみ方
from 群馬温泉@旅の楽しみ方
温泉旅行 草津温泉
from 温泉旅行に行きたい
なめ猫 免許証
from なつかしの・・・
今だからこそ
from 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和..
朝礼での新入社員へのメッ..
from ドラゴン桜に学べ!役立つ知識
「オペラ座の怪人 THE..
from AMOR ETERNO
出会い系サイトのサクラ回..
from 出会い系サイトのサクラ回避方
出会い系サイトのサクラ回..
from 出会い系サイトのサクラ回避方
なめ猫
from レトロな時間
二度目の「河井継之助」。
from <徳島早苗の間>

検索

ファン

ブログジャンル

画像一覧

イラスト:まるめな