佐倉爆心追う、の気ままな気持ち

あいまいな言葉の壁

企業に入社すると、真っ先に教えられる『ほうれんそう』いわゆる報告・連絡・相談の3つですが、これらの質を高める方法の一つとして、曖昧な言葉を排除するというのがあります。
曖昧な言葉とは「たくさん」「少し」「だいたい」「ほとんど」などの言葉です。みんな日常会話では良く使う言葉じゃないでしょうか?でも、この言葉が入ると、『ほうれんそう』の中では、トラブルの元になります。
例えば、作業者Aさんが上司のBさんに、作業の報告をする場合
 Bさん:「あとどの位で完成しそう?」
 Aさん:「もう少しで完成します。」
 Bさん:「じゃあ明日の朝、見せてもらえるかな?」
 Aさん:「いいですよ!」
そして、翌日になると
 Bさん:「じゃあ、完成したのを見せてくれ。」
 Aさん:「暫定版ですが、こんな感じです。」
 Bさん:「おいおい、完成したんじゃないのか?」
 Aさん:「最終確認はまだしていません。」
 Bさん:「なんだ、まだ完成していないじゃないか!」
 Aさん:「だから、昨日あと少しって報告しました。」
 Bさん:「???」

こんな経験は、誰でも一度くらいはあるんじゃないでしょうか?ここで問題なのは、『あと少し』という曖昧な言葉の定義が、AさんとBさんで異なるという事です。
すぐに出来る面白い、実験をしてみてください。
あなたの周りに居る人に、「仕事があと少しで終わるとは、何%くらいの完成度の時を指しますか?」と聞いてみます。周りに感化されないように、投票や目をつぶって挙手させるとイイです。
結果はどうでしたか?
「90%以上」「80%~90%」「70%~80%」「60%~70%」など様々な意見が出ませんか?
コレが、曖昧さの正体です。人によって感じ方の変る言葉は、得てして誤解を招きやすいのです。また、面白い事に、経験の浅い人ほど低い%で『あと少しで完成』と感じ、経験が豊富な人ほど高い%でないと『あと少し』とは思わないという結果になります。上司と部下では、経験が全然違いますから誤解が生じて当然なのです。

曖昧さを残さないためには、確実な定量による『ほうれんそう』が必要になります。上記のAさんとBさんの例だと、
 Bさん:「あとどの位で完成しそう?」
 Aさん:「動作確認は10項目のうち8項目終わっています。その他に最終確認が20項目あるので、明日の15:00には完成します。」
という報告になると、上司Bさんは
 Bさん:「じゃあ明日の朝、動作確認の終わったのもで良いから見せてくれ」
 Aさん:「了解しました。」
という形になります。

誰でも一度はハマるあいまいな言葉の壁。それを打破するのは、誰でも同じ尺度で計れる言葉で、『ほうれんそう』を行う事です。
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by naka50ne | 2006-01-06 10:27 | ビジネス

自分で思った事を、自分の言葉で綴っていきたいと思います
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