佐倉爆心追う、の気ままな気持ち

これが本当の下克上?

お久しぶりです。ようやく一日だけ休めたので、これまでの経緯とか、少しまとめておきたいと思います。

以前にこのブログでも書いた通り、8月までのプロジェクトは撤退という形で幕を閉じました。その後は、時期プロジェクトの準備に取り掛かるはずだったのですが、同時並行で動いていたプロジェクトの方で、人手が足りない為、8月2週目に3日ほど応援を貰えないかという要望があり、私と部下1名が応援に加わりました。
仕事内容は、中国からの成果物をテストして、試験チームへ渡すというものでした。まぁ、直ぐには次のプロジェクトも立ち上がらないだろうという憶測もあったので、直ぐに応援に加わったのですが、ここで第一の政変が起こりました。それが、以前に書いた私の所属するグループのマネージャが退職するというものでした。社長は、去るもの追わずという性格なので、大きな引止めも無く了承されてしまいました。

そんな中、応援で入ったプロジェクトは、試験チームの試験項目消化が遅々として進まない状況に直面していました。どうやら原因は、協力会社の試験チームリーダーがリーダーシップ不足により、試験計画を立てられない事にあるようでした。そのためプロジェクトマネージャは、我々に対して、引き続き試験チームへ加わり、試験項目消化を応援して欲しいという要請がありました。実際の残項目数と、プロジェクトのマスタスケジュールから逆算した1日の消化予定数を見せてもらった所、とても今の人数では完了できないことは明白でした。
私の試算では、私ともう一人の部下が加わっても、かなり無理のあるスケジュールに思いましたので。社長に相談したところ、「自社からもう1名の増員と、協力会社側からも1名増員するので、それでなんとかならないか」という話でした。それだけ増員してくれるなら、なんとかなるかもしれないと言う事で、試験チームへの編入を承諾しました。その際に私は、自社メンバのリーダーとして、試験チームからの要望事項をメンバに伝達して欲しいという役を命じられましたので、すぐに了承し作業にはいりました。
しかし、事件は潜んでいました。事もあろうに、増員されたメンバは、これまでの上司であったグループマネージャでした。来月末までは会社に在籍するという話しを聞いていましたが、まさか私の下に来るとは夢にも思ってみませんでした。私も複雑な心境でしたが、上司からしてみればもっと複雑だったのではと思います。社内の立場は、上司の方が上にも関わらず、プロジェクト内では下に置かれるのですから・・・

そんな事で、急遽プロジェクト参加となった訳ですが、9月に変わる直前にまた、事件が起きました。それは、作業場所がこれまでの協力会社社内から、エンドユーザーの社内へ移動になった時の事です。
移動すると決まったその日に出社をすると、試験チームのリーダーが見当たりません。メールを調べると、ただ1通のメールが着ており「今週はお休みします。来週からは別プロジェクトになるのでよろしく。」とだけ、書かれていました。現場は混乱しました。応援で入ったメンバは、仕様を詳しく理解していない上に、リーダーの突然の脱退です。急遽プロジェクトマネージャに呼ばれた私は、今週からは私が試験チームリーダーになって、試験チームをまとめて欲しいと、要請されました。プロジェクトが危機的状況にある事は、なんとなく理解できましたので、とりあえず了承しましたが、引継ぎがしっかりされていない事を訴え、休み明けでも構わないので、引継ぎをお願いしました。プロジェクトマネージャも、状況は理解してくれており、すぐに引継ぎ環境の手配に動いてくれました。
1週間後に行われた引継ぎでは、元試験チームリーダーはやる気ゼロって感じで、聞かれた事に口先で答えるのみで、肝心の資料やこれまでの経緯などは全て闇の中になってしまいました。仕方ないので、プロジェクトマネージャや、プロジェクトリーダーなどからヒヤリングしながら、情報収集に忙しくなったのは、言うまでもありません。

そんななかで、試験項目消化の終わりが見えた頃、エンドユーザより試験項目の少なさを指摘されてしまい、追加でシナリオ試験を実施する事になりました。試験チームとしても、試験をしながら徐々に仕様を把握してきた所で、試験項目の粗さが目に付いていた所でした。そのため、急遽追加試験項目を作成し、試験を開始できる状況にまで持っていきましたが、ここで一つの問題が起きました。それは、試験チームに加わっていた、私の上司と部下が、双方とも9月末で退職となるため、試験チームとしての人材不足に陥りました。項目数も前回の試験項目より多くなっていましたので、それを前回の半分の期間でやりきるには、大幅な増員が必要でした。
社長に駆け合い、現在社内で余っている全メンバおよび10月より戻ってくるメンバも全投入の確約をもらい、10月より7人の増員に踏み切りました。そのうち2人については、修正チームへの編入を考えて自社での、特殊な試験に回ってもらい、残り5人は即座に現地投入となりました。
これだけ一気に増員した為、私はプロジェクト内の2/3の人員を管理する事となり、だんだん日々の作業量が増加していきました。

ここで、もう一つの事件が起きました。プロジェクトマネージャの脱退です。このプロジェクトマネージャは、オフショア開発を牽引する意味で、協力会社より派遣されていた人物だったのですが、かねてから単価高騰によりプロジェクトの予算を圧迫してしまうという事で、このプロジェクト終了後からは、身を引くという話でしたが、プロジェクト遅延により、プロジェクト半ばでの脱退が決まってしまったのでした。
後任には私が任命され、ついに応援メンバからプロジェクトマネージャへの昇格という、下克上が完成してしまいました。

プロジェクトマネージャとなってからは、日々の作業量が激増しました。これまでのやり方で、改善しなくてはならない部分を全て改善し、これまでを守らなくてはならない部分は守り、それらを融合させた手法で、メンバが困らないように、仕向けるのは至難でした。今後は、試験チームだけでなく、修正チームも一手に引き受けます。修正チームのメンバは、中国からの出向メンバが中心となるため、気の使い方は半端ではありません。
なるべく早くプロジェクトを収束させ、お客様に喜んでいただける物を、納める事が私の至上命題です。なんとかこの逆境を乗り切り、綺麗に着地させたいと思います。

そんな厳しい中で、一つだけ嬉しい出来事がありました。それは、これまでダメ社員の烙印を押されていた新人社員の激変でした。
10月から投入したその新人は、試験を行う傍らで試験チーム内より、軽微な不具合を修正するために、3日間限定で一時的に発足した「一括修正チーム」に参加した時、マネージャとのパイプ役を上手く演じてくれたのが、私の目にとまりました。しっかりとした文章が書けない、プログラムはケアレスミスが多い、という彼ですが、人に対して指示を伝え、人を動かす能力がある事に気が付きました。そこで、大きな博打になってしまいますが、私がプロジェクトマネージャになるに従い、空きとなってしまう試験チームリーダーの席に、その彼を新人ながら座らせました。そして彼はやってくれました。私の出す厳しい要求に対してメンバをキッチリ動かし、期日を目一杯前倒しして作業を進めてくれました。おかげで私は、今日の休みが貰えたと言っても過言ではありません。本当に良くやってくれたと感謝しています。
昨日、その事を彼に告げたところ、「厳しかったけど、自分の中で物凄くプラスになる部分がありました」と、素直に喜んでくれたので、本当に嬉しかったです。

久しぶりの長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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by naka50ne | 2005-10-23 19:39 | ビジネス

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