佐倉爆心追う、の気ままな気持ち

リスクマネジメント

私が以前いた会社は、お世辞にも良い会社とは言えないくらいの所でしたが、会社の規模が大きかったため、トラブルを未然に防ぐための、リスクマネジメントには、一定の方式とそれに対する意識付けがされていました。また、作業形態も指揮命令系統を顧客側に渡す、派遣や作業請負といった形式は少なく、一括請負による受託開発が主流でした。その分大変な経験は、多く積めた訳です。
今の会社に入って、最初に感じたのは、ほとんどの人が派遣や作業請負しか経験したことが無く、一括の受託開発で必要となるリスクマネジメントに関する意識が、非常に薄いように感じます。

仕事を受注する際に、責任範囲をどれだけ明確にするかは、非常に重要なことになります。どこまで責任を負うのか、どこまで保障するのかって事は、予めしっかりと枠組みを決めておき、新たな事象が発生した場合は、随時どこに責任の所在があるのかを明確にしてからでなければ、一括受託の開発は大きな危険を伴います。
受託開発には、必ず問題は付き物です。その問題を誰の責任で、進めるのかが明確になっていないと、誰も喜んで責任を負う人はいないですから、問題がたらいまわしにされ、最初は小さかった問題も時間が経つにつれ、次第に大きくなっていき、最終的には改善不能となってしまいます。そうなると、最終的に泣きを見るのは、希望した動きが実現出来ないエンドユーザーか、徹夜に次ぐ徹夜で心身共にすり減らす末端で働く作業員になってしまいます。

一括の受託開発は、その責任の大きさからして、派遣や作業請負とは大きく異なります。派遣や作業請負とは、言ってしまえば出来ても出来なくても、日々の作業をこなしていれば良く、その品質や出来具合に対する責任はありません。作業した時間によって売り上げを上げることが出来るので、作業形態としてはかなり楽といえます。これに対して受託開発は、最初に規定された期間で、規定された品質を持つ製品を納品して、初めて売り上げが立ちます。また、受託開発では瑕疵担保責任が発生するので、納品後も不具合の発生には、無償で改修する責任を持ちます。

リスクの高さは派遣に比べて、受託が大きいことは確かなのですが、今まで派遣を主で行ってきた人と、受託を主に行ってきた人を比べると、リスクに対する態度が異なるように感じました。問題は起きてから考えるという態度と、問題は起きる前に出来るだけ手を打つって態度と、どっちがリスクに対して強いかは、普通に考えれば後者なんですが、問題が起こる前に手を打つってのは、問題を知らないと打てないんですよね。だから、これまで大きな問題を抱えてこなかった人は、このリスクを回避する手段が、机上の情報でしかなく、実際の仕事に生きていないように思います。
そうに考えたとき、これまで散々受託開発で痛い目を見てきた自分は、やる気さえあれば、問題を事前に考えて回避策を考えるって部分で、力になれるかも知れないって考えています。今度の会社は、受託開発の経験があまり無いため、そういった意識付けの部分が弱いのは確かです。そんななかで自分の経験を生かせたらなぁって思います。
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by naka50ne | 2005-04-25 00:37 | ビジネス

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